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雑誌 「100分de名著 デュマ『モンテ・クリスト伯』」2013年03月05日 21時52分30秒

 先月のTVで放映していた内容のテキストです。テキストでは、『モンテ・クリスト伯』の内容だけではなく、著者のアレクサンドル・デュマに関して詳しく書かれてあります。有名な「三銃士」なども書いた人と一緒だとは思っていませんでした。さらにデュマの息子デュマ・フィスは、「椿姫」などを書いています。

 番組やテキストを読むまでは、単なる面白い有名な書籍の紹介になるのかと思っていましたが、意外に内容が奥深くなっています。『モンテ・クリスト伯』の主人公ダンテスは、仲間に裏切られて無実の罪で牢獄に送られてしまいます。牢獄で知り合った神父に世話になり、そして、宝のありかを教えてもらいます。そして、脱獄して、その宝を使ってモンテ・クリスト伯として復活し、自分を陥れた人に復讐をしていきます。

 主人公のダンテスは、不幸を味わったからこそ、人間として成長し、幸福とは何かを知ることになります。そして、有名な言葉「待つこと、そして希望すること」につながっていきます。この言葉はテキストよりも、TVの方が詳しく解説していたように感じます。

さらにテキストでは解説が続いて、気になった文章は、「いい行いをした人には、いいことが訪れる。神がたとえ存在しなかったとしても、自分の中にある正しいという思いを信じて行動すれば、いつか必ず幸せが訪れる」という意味をこめて、デュマは書かれたのではなかと著者の意見が書かれてありました。

 この『モンテ・クリスト伯』は読んでみたくなりました。他にも三銃士なども、電子書籍があるので読んでみようと思ってします。

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