書籍 「悪霊 1」 ― 2012年05月19日 15時47分27秒
読もうと思って紙面の書籍は購入していたのですが、なかなか手を付けることができませんでした。内容が複雑で、話の変化が大きく、結局、一度、読み直して、やっと、読み終えることができました。
カラマーゾフの兄弟のように第1巻は、ほとんど登場人物が無造作に出てきて、何やら会話をして、何を突然言い出しているのかという感じで、すぐに事が終わって、次の場面になるという感じです。
スクヴォレーシニキ村の大地主で未亡人のワルワーラ・ペトローヴローギナは、息子のニコライ・フセヴォロドヴィチ・スタヴローギンと使用人のダーシャが恋心を持っていることを持っていることを心配して、古くからの友人であるステパン・トロフィーモヴィチ・ヴェルホヴェンスキーにダーシャと婚約をしてくれるように依頼します。
大地主で未亡人のワルワーラの友人であるプラスコーヴィヤ・ドロズドワの娘であるリーザ・ニコラエーヴナ・トゥーシナは、ニコライにふられて、いとこのマヴリーキー・ニコラーエヴィチ・ドロズドフと婚約をします。
その状況のなかで、ダーシャの兄のシャートフが放浪の旅から村に戻ってきます。さらにワルワーラの息子ニコライ、ステパンの息子ピュートル・ヴェルホヴェンスキーも村に来ていました。
主要な登場人物が村に集まりつつありました。そして、ニコライとペテルブルクで会っていた大酒のみのイグナート・レビャートキンと妹のマリヤ・レビャートキナが村に住んでおり、ニコライが多額の金をマリヤに渡そうとしていたことが明らかになります。
しかし、そのお金はマリヤに渡らずにレビャートキンが横取りしたことがわかってきます。どんどんは話が出てきますが、なぜなのかは解明されずに時間が進んでいきます。
話の流れを書いてみるとそれほど多くないようですが、意外に読んでみると話が込み入っている感じで書かれてあります。この後の続きを読んでいくと、この話がなぜこの場面であるのかがわかったりします。これから2巻に入っていくと面白そうです。
「悪霊 1」ドストエフスキー(亀山郁夫)、光文社古典新訳文庫