カウンター

書籍「蒼穹の昴(1)」2020年05月30日 14時55分16秒

 電子書籍を購入して読みました。最近、すぐに購入することができ、読み進めることができるので、電子書籍の便利さを実感しています。

 書籍の内容は、中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を信じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。そこで、科挙での良い成績を得た文秀は宮廷への中へと入り、進士となり活動を始めていきます。文秀は、少年・春児を遠ざけます。都で袂を分かち、それぞれが歩み始めることになります。やはり、貧しい春児は、大きな決断をして、宮廷に向かうことにします。

 この時代の貧しさは厳しく、さらに都では死を待つしかないという雰囲気になります。やはり科挙の試験のすごさを感じることができます。もっとも難しい試験と考えられています。

 中国の役人において、男の性器を切り落とすということは聞いたことがありましたが、やはり、そのやり方が生々しく描かれてあると怖いです。現代でも性同一性障害などの場合、手術という方法があると聞いていますが、その当時の手術は麻酔などがなく、耐え忍ぶという状況であることを考えると恐ろしいです。

「蒼穹の昴(1)」、浅田次郎、講談社

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
いまの年号を漢字二文字

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://investment.asablo.jp/blog/2020/05/30/9252306/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

Google
WWW を検索 investment.asablo を検索