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書籍 「リーダーシップの旅 見えないものを見る」2014年12月30日 12時37分03秒

 読んだ書籍の参考文献にあげられていた書籍で、読んでみたくなったので、購入して読みました。

 この書籍で気になったところは、マネジメントとリーダーシップは異なることである。

書籍では、マネジメントは、複雑性に対処し、組織の安定性と持続性を維持するために機能する。これに対して、リーダーシップは創造と変革を扱うとある。会社では従来通りに問題が生じないように制御することが、マネジメントに求められることから、やはりリーダーとは異なるのも実感できました。

 リーダーシップは、見えないものを見て、その実現に向けて人々の価値観や感情を得て、自発的な協働を促す。創造と変革には、事前の不果実性と事後の常識性という共通点があり、この非連続をリーダーは飛び越える。環境変化が著しく、創造と変革の時代を迎えているからこそ、リーダーシップは求められる。現在の会社にとって必要な人材であるのがわかります。

組織はリーダーシップを育むには必ずしも適していない。組織の中で生きる個に対して、組織は強い同化力を及ぼすことで、個の論理を見失わせてしまうからである。日本の企業は、リーダーシップの人材が足りないことがありますが、日本の企業の中で納まっている世界だと、リーダーシップの人材は育たないのが感じられます。以前から思っていましたが、会社にとらわれて、そのことのみ中心で生きていると、考えられない人になってしまいます。

 リーダーシップの旅には、組織の中で私たちが組織の論理から脱却して、個の論理を起点に生きることが求められると書かれてありました。やはり様々なことを経験し、また読書などから知識を得ることで、新しいことが考えられると思っています。

「リーダーシップの旅 見えないものを見る」、野田智義、金井壽宏、光文社新書

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