雑誌 「100分de名著 『アンネの日記』」 ― 2014年12月30日 16時20分11秒

読んでから感想を書くまでに時間が経ってしまいました。この書籍は、有名ですが、実際に書籍を読んだことはありませんでした。アムステルダムでユダヤ人狩りを逃れ、隠れ家で暮らした日々を綴った『アンネの日記』として有名です。
書籍の内容の説明もよかったですが、作家の小川洋子さんの解説がいいです。最後の章では、書籍の話から現在に戻して、いまの人々に話しかけています。
インターネットにつながる文章に頼ることが多くなった現代、あいまいで広い範囲の意味も含めて理解し合おうとします。インターネットにつながらない文章を、現代人は、どの程度書いているのか、文章を書くということは孤独である。他者とのつながる方向ばかりではなく、孤独を恐れずに、自己の内面へと深く下りていく方向の旅が人には必要であると書かれてあります。
書くことで、自分自身の心を知り、整理することが重要であることが感じられます。書くことで、自分自身が成長していくことができるのが感じられます。