書籍 「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」 ― 2014年12月27日 14時54分44秒

気になる書籍の広告を見たので、書店で購入して読みました。書籍のカバーに書かれていた言葉が印象的です。
新しい何かを作るよりも、在るものをコピーする方が簡単だ、おなじみのやり方を繰り返せば、見慣れたものが増える、つまり1がnになる。だけど、僕たちが新しい何かを生み出すたびに、ゼロは1になる。人間は、天から与えられた分厚いカタログの中から何かを作るのを選ぶわけではない。むしろ、僕たちは新たなテクノロジーを生み出すことで、世界の姿を描き直す。それは幼稚園で学ぶような当たり前のことなのに、過去の成果をコピーするばかりの社会の中で、すっかりと忘れている。
書籍のほとんどの内容は、MBAの授業などで行われるベンチャービジネスの講義に近い雰囲気で書かれてあります。ケーススタディなどで様々な企業の例があり、新たな事業を起こして、続けることが難しいことがわかります。「人間と機械」という章では、コンピュータは人間を補完するものであって、人間に替わるものではない。これから数十年の間に最も価値のある企業を創るのは、人間をお払い箱にするのではなく、人間に力を与えようとする起業家である。
書籍の最後に書かれてありましたが、今できることは、ただこれまでと違う未来ではなく、より良い未来を創ることであり、ゼロから1を生み出すことである。そのための第一歩は自分の頭で考えることである。
何事も、やはり自分で考えることが重要に感じます。その時間を持つことが必要であり、考えられるように知識を得ることも重要です。
「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」、ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ、関美和、NHK出版
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