書籍 「武田信玄 風の巻」 ― 2012年01月22日 05時50分12秒
ソニーの電子書籍のコーナーReader Storeで宣伝していた書籍で、思っていたよりも安価に感じたので購入して読みました。
書籍は、武田信玄が若いころから話が始まります。圧倒的なスケールと説得力ある取材で武田信玄の生涯を描く歴史小説の第1巻です。
狂乱の振る舞いで、民に怨嗟の声をあげさせていた父・武田信虎は、次男の信繁を盲愛するあまり長男・晴信(=信玄)を露骨に疎んじていました。信玄は命の危険を感じ、苦悩の末、父を駿河の国、今川家に預けて追放することにします。
甲斐の国の主となり、信濃の国に怒濤の進撃をはじめた信玄は、諏訪頼重を幽閉し、小笠原長時を塩尻峠に破り、さらに村上義清を砥石城に攻略しようとします。
砥石城の戦いでは、敗北を期することになりましたが、村上義清をうまく混乱させて、砥石城を手に入れます。そして、いつか京都に上ろうと野望を燃やしながら突き進んでいくことになります。
途中では、武田信玄が若いころの話が続き、やはり戦の話になると引き込まれていきます。次々に難題が上がり、それを情報戦で混乱して、裏を読み、時には力で押していく内容などは、しっかりと描かれています。武田信玄は、イメージではただ単に騎馬隊で突っ込んでいくという感じでしたが、政略などを思慮している内容が印象に残ります。
また、著者のあとがきで、武田信玄といえば山本寛助が必ず登場してきますが、軍師としての働きとしてはなかたとしています。名前は出できましたが、あまり書籍を読んでいて登場してこないので不思議に感じていましたが、あとがきを読んでわかりました。
早速、第2巻も購入をしました。
「武田信玄 風の巻」、新田次郎、文藝春秋