書籍 「そして、星の輝く夜がくる」2015年03月21日 11時51分07秒

 図書館で借りて読んだ書籍です。

書籍の内容は、阪神淡路大震災での被災を経験した小野寺徹平が2011年5月、被災地にある遠間第一小学校に、応援教師として神戸からが赴任する。生徒たちとの交流の中で、被災地の抱える問題など、現実と向かい合っていくことになる。被災地の現実、日本のエネルギー問題、政治的な混乱など、小学校を舞台に震災が浮き上がらせた日本の問題点、その混乱から未来へと向かっていく、希望を描かれている。

 書籍を読んで、著者の書籍は良く読んでいますが、意外な内容に感じました。地味で繊細な内容で、スピード感のないゆっくりとした流れの話です。このような災害の話を書くのは難しいように感じます。立場の違う様々な意見があるので、どのような印象を受けるのか難しいです。

 印象に残るのは、福島原子力発電所に勤める父親を持つ転校生を描いた「ゲンパツが来た」という話で、子供が想像以上に大人な対応をしていることや、意外な展開があり、未来に向けて原子力発電は考えていかないといけない。

学校からの避難の最中に教え子を亡くした教師の苦悩と語られなかった真実を描いた「さくら」という話は、想像していたよりも奥深い内容で、映画になるようなストーリーになっています。災害時の正しい判断とは、生きれれば正しいが、死ねば誤っていると単に言えるのか、それを判定するほど、その状況を理解しているのかなど難しいテーマに感じました。

 まだ発刊されて一年経っていない書籍です。おそらく図書館に入ってから、あまり時間が経っていないように感じます。何か物を食べながら読んでいたようで、書籍が汚れているのが残念でした。

「そして、星の輝く夜がくる」、真山仁、講談社