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雑誌 「日経サイエンス 2013(1)」2013年02月25日 05時10分40秒

 今月の特集「ヒッグスの先へ」は、ヒッグス粒子が見つかっても、さらなる課題があることが書かれてあります。そして、その様々な矛盾を解決することのできる超弦理論が注目されていることが書かれてあります。超弦理論は、次元が高次元という印象がありましたが、近年、10次元程度になったようです。超弦理論が脚光を浴びた時は、15次元や20次元というような話がありましたが、5つ程度あった超弦理論は、いまは統一されつつあるようです。

 通常、生活している4次元以外の次元の存在を証明するため(余剰次元を探る)の実験が行われている記事がありました。この記事を読んではじめて知りましたが、万有引力が物体の距離が1mm以下になると法則が成り立たなっていることが明らかになったようです。これまでは、超弦理論などで利用されている余剰次元は非常に小さいものとされてきましたが、もしかしたら1mm程度の広がりを持つ次元が存在していることが提唱されているようです。いま、万有引力を精密に測定して、余剰次元を明らかにし、超弦理論につなげる研究が行われています。

 笑うネズミの記事は面白かったです。ネズミをくすぐると笑うようです。しかし、人間のようなユーモアの感覚はないようで、笑いの感覚はかなり複雑な脳内の回路構造になっているようです。

 気になった記事として、「どの生物を守るべきか」という記事がありました。絶命危惧種を守るうえで、すべての種を守ることができない場合、どの種を優先するのか、選別する必要があります。その選別、トリアージの規則を検討している内容があり、筆者は当然、すべてノアの方舟のようにすべての種を守り抜くべきだと訴えています。

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