書籍「経営に活かす生成AIエネルギー論」 ― 2025年05月11日 07時50分46秒

いまの生成AIは莫大なエネルギーが必要になることは知られていますが、その対策としていろいろとエネルギーと生成AIとの同時の検討が行われています。効率的なリソース利用を追求するエッジコンピューティングのようなものなどが検討されています。しかし、それでも現状のままの生成AIの場合、エネルギーの根本的な解決にはならない感じがします。
やはり、人間の脳が、いかに優れているのかが感じられてきます。この脳の細胞などを利用したAIが作ることができれば、低エネルギーを実現することができるように感じました。しかし、脳はあまりに複雑で、量子力学的との表現があり、複雑な処理を同時に行える脳を、そのようにとらえることもできると感じました。
この書籍では、下位では可能な限り次工程完結で、上位では協調機能動作に特化していく、とくに下位ではAIなどを利用して過去を学習させて効率化ができる。書籍の中での「より少ないものから、より多くを生み出す」という言葉がやはり気になりました。これからの時代、より高い効率性、持続性へと導いていく必要があります。
始まりの導入部分からは、終わりはかなり話が変わっていくような内容に感じました。
書籍「経営に活かす生成AIエネルギー論」、岡本浩、高野雅晴、日本経済新聞社