書籍「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」 ― 2024年03月16日 13時39分07秒

タイトルが気になったので、購入して読みました。かなり専門的な書籍で、内容もかなりこと細かく書かれてあり、意外に読むのが大変でした。はじめに資本主義の課題が、次々に書かれてあり、資本主義、社会主義を単なる経済システムだと考えていると誤る。やはり社会の制度全体をして、差別、環境破壊、戦争などもすべて含めて考えていく内容になっている。非常に内容に広がりがあり、大きな話になっています。しかし、本当に一部の人の幸せではなく、全体的なことを考えると、国を超えた社会全体でのシステムという見方が必要になります。
資本主義からの様々な課題である「共食いの資本主義」を止めるために、余剰というものに着目して、それを分配、適正にするためには社会主義という考え方もあるが、ただし、現状の社会主義のような政治体制や階層化になると意味がなってしまう。やはり資本主義をうまく利用して、勝ち負け、差別のような「共食いの資本主義」を制御することが必要に感じる。
「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」、ナンシー・フレイザー(江口泰子)、ちくま新書
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