書籍 「君たちはどう生きるか」 ― 2017年12月31日 13時45分45秒
最近、流行している書籍を購入して読んだ。以前に読んだことがあったように思えたが、内容はほとんど覚えていなかった。長い間経ってから、この書籍を読むと印象が大きく変わるように思う。
書籍の表紙には、「著者がコペル君の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。」とあり、知らないと難しい内容の話に感じます。
しかし、実際に読むと、内容は学生の話で、いまでもよくあるような話です。その意味では、時代が変わっても、同じようなことが続いているのが感じられます。この書籍は、若い時に読むのもいいですが、老いた時に読んでも、人は常に悩み続けて生きていくのが感じられます。
やはり一度は読むにはいい書籍に感じます。
「君たちはどう生きるか」吉野 源三郎、岩波文庫