雑誌 「日経サイエンス 2013(5)」 ― 2013年05月18日 11時41分35秒

2ページの小さい記事でしたが、「不確定性原理で電子の記憶を消す」という記事は興味深かったです。よくある二重スリットの光の干渉において、電子がスクリーンに当たるまでは、どちらかのスリットを通ってきたのかを記憶しているが、その電子がどちらかのスリットを通ってきたのか記憶を取り出そうとすると電子の記憶が消えてしまう。すごく不思議な感じのする内容でした。
記憶の引き出し「コンセプト細胞」の記事は、脳の働きが複雑な感じがします。まだ長年議論されていることがわかっていないようで、一つのニューロンが一人の人の情報を蓄えているのか、何百万個のニューロンに分散して蓄積されているのか、最近の研究では、特定の脳領域にある比較的少数のニューロンが記憶のコード化に深くかかわっていることが明らかになってきたようです。