音楽CD 「ラフマニノフ ピアノ協奏曲全集」 ― 2009年01月05日 12時08分01秒
演奏:ロンドン交響楽団 指揮:アンドレ・プレヴィン ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ 録音:1970年、1971年 ロンドン ロンドン:(POCL-3840/1)
最近、クラシックを題材にしたアニメが流行っているためか、それに関連した曲を演奏会で聞く機会が多くあるので、CDを購入してみました。すでに演奏会などで、聞いているためか、結構、聞いたことのある箇所がありました。
CD付属の解説書の内容では、セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)は、ロシアの作曲家であり、ピアノの演奏も驚異的に上手かったらしいです。ラフマニノフは終生、ロシア民族の精神と風土を捨て去ることなく、チャイコフスキーの音楽を正しく継承した作家とも言えるそうです。
ラフマニノフのピアノ協奏曲は、4曲の協奏曲と「パガニーニの主題による狂詩曲」がすべてです。
ピアノ協奏曲第1番は、ラフマニノフがモスクワ音楽学院在学中に作曲された曲です。その後、ロシアから亡命する直前の1917年に改作されています。
ピアノ協奏曲第2番は、ラフマニノフの長いスランプの末にモスクワ音楽学院卒業作品として作曲された曲です。
ピアノ協奏曲第3番は、ラフマニノフが2番の成功により、もっとも充実していた創造生活を送っていたドイツのドレスデンで作曲された曲です。このころは、指揮者としても名声が高まり、演奏活動により作曲が途切れがちであり、アメリカ、カナダの演奏旅行のための新しいピアノ協奏曲として作曲することができました。
ピアノ協奏曲第4番は、最後の協奏曲であり、ロシア亡命から10年後に完成した。このころは、ラフマニノフは作品を生み出せずにいた。同じくロシア出身のニコライ・メトネルの励ましを受けて、フランス滞在中に書き上げたと言われています。