書籍 「日本の国債の研究」 ― 2007年08月04日 17時49分19秒

 数年前に国債発行に関する政策が論点になり、注目集めていましたが、最近、年金問題に押されて、あまり議論されなくなっているのが残念です。国債は、将来の日本にとって早期に解決しないといけない問題です。この書籍は、専門用語も多くあるので、ある程度、金融に関する知識がないと読めません。

 内容は、前半、過去の金利政策、財政政策など話があり、しっかりと国債との関係が説明されてあります。さらに海外における日本国債の位置付けや、他国の国債と財政の政策との比較もわかりやすく、現在の日本国債の抱える問題がよくわかります。後半は、国の債務に関する幅広い考察があり、現在の政策のままで続いた場合、将来の国債の状況や、日本の国民の生活への影響に関して、簡単に述べられてあります。

 この書籍の価格は、2200円ですが、内容のボリュームと比較して、割安に感じます。とくに日本国債に投資している人は、読んだ方がいいと思います。また、若い人には、将来の日本を考える上でも、現在の政権(政策)を選択する上でも、参考になる書籍だと思います。

「日本の国債の研究」、富田 俊基、東洋経済新聞社