ひろゆき　趣味と投資

　能をいろいろと聞いてきましたが、女性がシテの能を初めてでした。主人公も女性なので、聞いていて、その舞台に入りやすい感じでした。声もはっきりと聞こえて、聞きやすかったです。

　能の内容は、宮中で開かれる小野小町と大友黒主との歌合せの戦いです。大友黒主は勝つために不正をしますが、小野小町が違和感から不正を暴いていきます。そして、不正を認めた大友黒主は自害をしようとしますが、小野小町に救われます。最終的に、歌わせの場はめでたい雰囲気に包まれて終わります。やはり華やかの舞台で、安心して見ることのできる能でした。

　解説者の説明で気になる所があり、この能は犯人の悪だくみやトリックがすでに最初に見せて、その後、主人公らがトリックを暴いていくというストーリーです。確かに、最近流行りのミステリーにも多く採用されており、数百年以上前に書かれた曲ですが、人が考えることは同じなのだと感じました。