書籍「入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才」 ― 2025年03月15日 14時08分53秒

シュンペーターは有名ですが、あまり著者の書籍を読んだことがないように思いました。そのため、今回、書かれた書籍の雰囲気を感じることができる書籍があったので、早速、購入して読みました。
本書は、このシュンペーターの有名な著作についての解説があります。さらに、シュンペーターの著作の解説だけではなく、シュンペーターの影響を受けた、その後の理論の紹介もあります。シュンペーターの理論が、資本主義の本質を理解する上でもいいように感じました。
「創造的破壊」という言葉が有名ですが、この言葉の印象が、この書籍を読むと変わってきました。この書籍の指摘していることが時間できます。単に新しい製品や組織が生まれて旧い製品や組織を打ち負かすということでないのが印象に残ります。
シュンペーターは、イノベーションの理論家として、有名です。イノベーションを起こすことができるのは、大規模な組織と戦略であり、将来の不確実性を下げるための能力で、技術の進歩やコスト削減の努力などから、競争を制限する独占的な企業であるとの書かれてありました。
後半は、資本主義などの話がっ書かれてあり、比較的、薄く、字が大きい書籍でしたが、内容は盛り沢山であり、いま知りたい経済の内容が多く書かれたり、持っていていいような書籍に感じました。
書籍「入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才」、中野剛志、PHP新書