狂言「萩大名(和泉流)」 ― 2014年11月15日 19時08分00秒

狂言の内容は、大名が田舎に帰郷することから、都にて遊びに出かけることを太郎冠者に相談します。太郎冠者は、知り合いの萩の花が盛りなので、庭の見物を進めます。ただし、その庭の主人は、和歌好きであり、当時は、和歌が詠まれる庭は価値が高くなるため、見物客に必ず和歌を詠むことを希望します。 大名は、和歌を詠むほどの教養はなく、太郎冠者に和歌を用意させます。そして、忘れた場合の思い出し方まで考えましたが、実際に庭の主人の前で失態をします。太郎冠者は呆れて、途中で姿を消してしまいます。
非常にわかりやすく、笑える個所が多くあり、いい狂言に感じました。