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雑誌 「日経サイエンス 2013(9)」2013年08月09日 05時17分49秒

 「ミトコンドリアのたんぱく質翻訳と寿命に関連性」の記事は、興味深かったです。我々の生存は、細胞内に住みついた小さな侵入者ミトコンドリアに依存している。この共生関係が崩れたとき、寿命に影響を及ぼすことが書かれてありました。細胞の核が、ミトコンドリアを造るためには、ミトコンドリアの遺伝子が、いつ必要なのかをしらなければならない。細胞内でミトコンドリアと核は、コミュニケーションをとりながら共生していることが書かれてありました。

 「右手型アミノ酸」の記事は、生物界では左手型のアミノ酸が標準とされていましたが、例外が多く存在していることが明らかになってきた。従来は、例外として細菌だけであったが、近年、高等動物においても右手型のアミノ酸があることがわかってきた。人間の脳内の神経伝達物質として働いているアミノ酸にも右手型アミノ酸があることがわかってきた。右手型アミノ酸をどのようにして選んで利用しているのか、研究はこれからという内容でした。最後に、右手型アミノ酸を統合失調症などの治療に利用していく検討が進んでいるとの話がありました。

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