能「夜討曽我」(観世流) ― 2013年06月16日 08時01分14秒

この能は、舞台に登場してくる人数が多いいです。
能の内容は、兄弟で父親の仇を取ろうとします。そして、富士山の裾野で軍事訓練の最中に仇を殺害してしまいます。その後に十郎は死亡し、五郎は十郎の死を知ります。そして、逃げようとしますが、捕まってしまいます。縄をかけられて舞台から去っていきます。
後半は、戦の場面があり、動きが派手です。そして、舞台からの退場の仕方が独特で、いままで見た能にはない感じでした。物語が終わり、静けさを感じることが多いいのですが、ドタバタした感じで突然終了する感じです。
アイは二人で物語の経過を説明します。普通は、前半が終わる前にアイが舞台の左奥に控えているのですが、今回は前シテらが舞台から去った後、勢いよく駆け込んできます。二人の会話は面白いです。
今日は、能の幅広さを感じることができた一日でした。