書籍 「能力構築競争」2007年10月07日 19時02分38秒

 隠れたベストセラーと呼ばれていた書籍です。私は、2003年に初版で購入することができましたが、その時期は経済が停滞していて、失われた10年と言うような言葉がよく使われていました。しかし、その経済状況でも、自動車産業のトヨタ自動車は着実に利益を上げて、世界に進出していきました。この書籍は、そのような時代の日本経済が底にあった頃に読みました。

 書籍の内容は、その強い自動車産業についての「もの造りの経営学」の紹介です。自動車産業の強さの理由が、緻密な調査によりまとめられ、読み物として書かれてあります。私は、著者の書籍を他にも読んでいるので、他の書籍の内容をまとめた箇所も判断することができますが、全体的にコンパクトに内容がまとめられてあります。この頃から、「すり合わせ」、「イテグラル」、「フロントローディング」などといった言葉が良く使われていたのを思い出しました。

 この書籍は、発刊から、もう4年も経っていますが、いま、読んでも十分に利用できる内容です。著者の言う愚直な競争は、今後も、まだまだ続くのでしょう。

 「能力構築競争」、藤本 隆宏、中公新書