カウンター

豊田市能楽堂 能「隅田川」(金春流)2021年04月20日 20時22分50秒

 以前にも見たことがある舞台です。今回は、能の前の説明が詳しく、能の重要な流れがわかりました。やはり、能の奥深さを感じます。前回はと違った感じでみました。

 能の内容は、都に住む母親は、さらわれた子供を探しに隅田川に来ます。渡し船の男に渡し船に乗せてくれるように頼みます。そして、対岸に向かう船の上で、わが子の死を知ることになります。そして、対岸で子供が埋葬されている塚の前で念仏を唱えます。そこにわが子が現れて、二人は会うことができます。

 解説を聞いて知ったのですが、わが子を探す能は他の能では生きている子供に会うことができます。しかし、隅田川は子供が死んでしまうという内容です。能の中では珍しらしく、感じました。さらに流派により、子供の幻を本当の子供を舞台に上げる場合と、今回のように舞台には子供を出さない場合があるようです。

元雅と父の世阿弥は子方を出すか出さないかで論争をした記録があるようです。子役はない方がいいように思います。やはり、母親の雰囲気から子供にあったのが感じられよかったです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
いまの年号を漢字二文字

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://investment.asablo.jp/blog/2021/04/20/9369244/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

Google
WWW を検索 investment.asablo を検索