書籍「ペスト」 ― 2022年01月05日 08時29分32秒
NHKの「100分で名著」で放送されていた書籍です。以前から読んでみたいと思っていました。
いつも違う現象が生じ、それに早く反応することが大切です。おおよその内容は知っていたのですが、実際に読んでみると表現の深さを感じます。空想でかなり細かく書かれているのはすごいと感じます。
不幸だと感じて、その中でもどのように生きていくのかが重要に感じます。絶望的な状況においても、希望をすてずに生きていくことが重要です。やはり、このような書籍を読むと、「希望」というのが感じられます。
またこの書籍では、自由というのがおおきなテーマにもなっています。今回の町の住民に関しては、移動等の制限はありますが、まだ自由はあります。それでも、自由がなくなったと感じ、絶望的になる人々が描かれてあります。人にとって思い通りにできないということが、いかにストレスを与えるのかが感じられます。それでも、その自由の範囲で、できること、幸せを目指すことができる人がいます。一歩でも進むということが大切に感じます。
「ペスト」、アルベール・カミュ、光文社古典新訳文庫
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